会津桐は、会津特有の風土により、
他の桐材に比べ木目が太くはっきりと浮き出る為、
見た目が美しく、粘りが強い桐材です。
会津桐の文化・歴史
会津地方では、女の子が生まれると桐を植える風習がありました。
そして、その女の子の嫁入りタンスの材料として、
会津桐は大切に栽培されてきました。
会津桐と外国の桐との違い
会津桐は、会津地方特有の風土により、
他の桐材に比べ木目が太くはっきりと浮き出る為、
見た目が美しく、粘りが強い桐材です。
近年は海外から輸入された桐が多く出回っていますが、
気候の暖かい外国で育った桐は、
木目と木目の間隔が広く、桐たんすに適した桐材とはいえません。
ある程度知識のある方が見れば、
一目で会津桐と外国の桐を見分けられます。
桐に欠かせない「寒い冬」
桐がもっとも成長するのは、どの季節でしょうか。
他の植物と同じで、暖かい季節に桐はぐんぐん成長します。
それでは、桐がもっとも美しくなるのは、どの季節でしょうか。
それは、寒い冬の季節です。
寒さによって、桐の木は成長した分、絞まります。
閉まることで、木目が太くはっきりと浮き出た、
見た目が美しく、粘りが強い桐材になっていきます。
その為、桐にとって、寒い冬は欠かせません。
会津の厳しい寒さと湿潤な風土は、
最高級の美しい桐材づくりにとって、最適といえます。